12/23/2011

「紫」

映画「紫」
染司よしおかの吉岡幸雄さんのドキュメンタリー映画を観ました。
古代から伝わる染色方法を再現してその色を紡ぎだし続けています。
とても美しい色色色、特に映画の題名ともなっている紫色がとても美しい。 この紫を出している紫草は、大分県竹田市の「志土知 (しとち)」という山里で育てられており、志土知は紫土とも書くように、古代より紫草が育ったという伝説地で、ここに紫八幡社という神社があり、今も村の人たちによって守られているそうです。
吉岡さんは、映画の中で、人間は地球や自然をコントールしようとしてきたが、それは大きな間違いで、私たち人間も自然の一部であり、それに生かされていることは忘れてはならない、と言われます。 そして古代、過去の人たちがやってきたことは偉大だとも。
5年ほど前、シアトルの大学で、吉岡さんの講演とワークショップにたまたま参加しましたが、その時、手に取らせていただいた桜、ざくろ、紅花などで染められたショールの色の美しさが忘れられません。

2 件のコメント:

  1. 匿名16:28

    不思議なご縁にびっくりしました。母が奈良で吉岡さんのお父様に染色を習っており、深い付き合いをさせて頂いていました。私も先生が貝紫の研究で南米に行かれた際に頂いた土産の置物は、今でも大切に持っています。映画のこと、さっそく母に教えておきます。今度一緒に阿蘇の実家に行きませんか?Yoshiko

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  2. 吉岡さんは大分に縁が深いことにも驚きました。
    お母様のご縁、面白いですねぇ。
    是非、今度ご一緒させてください!!

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