4/01/2013

喫茶喫飯(きっさきっぱん)

“よみがえりのレシピ”を観た後、最近読んだ本の中で感動した一節を思い出しました。
それをご紹介します…

喫茶喫飯は、禅語であり、その意味は、お茶をいただくときには、
お茶を飲むことのみに集中し、ご飯をいただくときには、ご飯をいただくことのみに
集中することを言います。

ひとつ惣菜をたべるときには、それをつくってくれた人に思いをはせる。
野菜が畑で育まれている情景を思い浮かべる。自然の恵みに感謝の気持ちをもつ。

昔から、どんな食べ物も百人の人の手を経て自分の口に入ると言います。
そういう心構えで食事をすれば、いかに自分が幸福であるかに気づくはずです。

なぜ、おいしいものが人を幸せにするのか。
それは、自分の命が他の命によって育まれていることの幸せを味わうからです。


お料理をするとき、そのお野菜を作った人を思い、そして食べてくれる人を思って、
準備をしようと改めて思うのです。

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